戦後70年、平和を願って「頭」と「心」を動かし続けたい

おそらく多くの人がそうだったように、70回目の終戦記念日を
迎えるにあたって、色々なことを考えさせられる機会があった。

国際協力分野のNPO法人の経営に携わる立場の人間として、
いま行われている平和や戦争についての議論に対して
「君はどういう意見なんだ?どの立場を表明するのか?」
ということを問われる機会も、今年はすごく多かった。

非常に重要であると同時に、絶対的な答えなど存在しない議論に
対し、正直に言ってしまうと、僕は明確な意思表明をできずにいる。
政治的なスタンスを明確に取ることに慣れていないという未熟な
面もあるかもしれないし、あるいは、NPO法人の経営に携わって
いる自分の立場が、それを難しくしているのかもしれない。

ただ、周囲の多くの人が明確な意見を表明したり、この議論に
対して向き合っている姿を見させてもらって、僕自身も、
この議論は難しいからと言って目を背けるのではなく、
当事者意識を持って正面から向き合う姿勢だけは取って
いかなければいけないと、今日この日に、決意を新たにした。


様々な情報や意見に触れ、思考停止にはならずに、自分自身の
「頭」を使って、何が正しいと自分は判断し、自分はどんな
意見を持つのかを考えることを、やめないようにしていきたい。

また同時に、いましか聞くことのできない日本の戦争体験者の
方の声を聞いたり、僕の第二の故郷であるシリアで起きている
紛争の当事者のことを想像し、「心」で感じることも大事にしたい。

「頭」だけを使って理論武装をするだけでは、何かが足りない。
ただ、「心」だけを使って感情論に走って思考停止になっても
何も始まらない。僕は、「頭」と「心」の両方を動かし続けたい。

だから何だという感じではあるけれど、70回目の終戦記念日に、
そのことをこの場で宣言したいと思う。


さて、僕が今年こんなことを考える大きなきっかけの1つは、
ボランティアとして参加しているシリア支援団体サダーカの活動だ。

サダーカでは、「戦後70年を迎える日本」に暮らす人に対して、
「紛争が続いて4年が経ち、いまだ"戦後"を迎えられないシリア」
現状を伝える活動を、今年も終戦記念日に合わせて行ってきた。

8月9日には、「シリアと世界の平和を考えるシンポジウム」を開催し、
約200人の参加者とともに、シリアを取り巻く現状について知った上で、
自分たちにはいったい何ができるのかについて考えていった。
(シンポジウムについての詳しい情報はこちらからご覧下さい)

そして今日の終戦記念日には、いまも戦火のシリアで暮らす
あるシリア人女性から受け取ったメッセージを60秒の動画にして、
その動画を少しでも多くの人に観てもらうための活動を行った。



70年前の日本の戦争について考えると同時に、
シリアでいままさに起きている紛争の現状についても
想いを巡らせて、少しでも多くの人が「頭」と「心」を
動かしていくお手伝いが、微力でもできたらと思う。


最後に、お願いです。

終戦記念日はあと残りわずかだけど、この記事を読んで
何かを感じたという人が(もしも)いたら、上の動画を
拡散するという小さなアクションを取ってもらえないでしょうか。

上のYouTubeのリンクを拡散して頂くか、Facebookであれば、
以下のリンクを開いて、投稿を拡散してもらえたら嬉しいです。

https://www.facebook.com/sadaqasyria.jp/videos/698078596959788/

長々と、失礼しました。
それでは、シリアと日本、そして世界の平和を心から願って…

2015年8月15日

NPO法人クロスフィールズ
小沼大地(@daichi0715

※ 当記事はNPO法人クロスフィールズ代表小沼の個人的著述です。
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