「教育」よりも「共育」 ~ある若手社員の方々に教えられたこと~

僕は昔から教師という職業につきたいと思っていて、
実は社会科や地歴・公民の教員免許を持っていたりもする。

そんなわけで、教育には個人的にすごく思い入れを持っていて、
クロスフィールズが展開している「留職」をはじめとした事業も
"ヒトづくり"という点では、実は広義の「教育」だと考えてきた。

でも、ここのところ、「教育」という言葉と自分たちの事業には
少し違いがあるのではないかとも、思うようになってきた。


先日、ある企業さんで3ヶ月間に渡って実施させて頂いた
BOP層の課題解決に向けたワークショップが無事に終了を迎えた。

実はこの取り組みには、個人的には特別な思い入れがあった。
それは、このワークショップをゼロから一緒に考えてきたのが、
この企業に務めている若手社員の方々だったからだ。

その方々とはじめに出会ったのは、クロスフィールズが
初めて企業向けのフォーラムを開催した1年ほど前のことだった。

正直なところ、出会った時の印象としては、僕の目から見ても、
どことなくまだ頼りない部分があるなぁという感じだった。
でも一方で、強い問題意識とブレない軸を持っていたのが印象的で、
将来一緒に何かをできるかもという直感があったのを覚えている。

それからしばらく経って、あーでもないこーでもないと話をする中で、
まずはワークショップ実現に向けて一緒に走り出そうということになった。

そこからの彼ら・彼女たちの行動力と突破力には、すごいものがあった。

社内のキーマンを次々に口説き落として僕たちに紹介して下さったり、
BOPビジネスをテーマにした講演会を社内で企画して下さったり、
そして多くの賛同者を集めて、遂にワークショップを実現させたのだ。

さらに、先日連絡があって、今回のワークショップで出たアイデアが、
なんと社内のビジネスプランコンテストで優勝したということだった。

中心メンバーの一人からこの喜びの報告を電話で受けた時には、
僕自身もすごく興奮して、本当に涙が出るくらいに嬉しかった…


それにしても、今回のこのプロセスにおいて、正直僕たちがしたのは、
若手社員のチームがイキイキと全力で走っていくのに、
ただただ遅れないよう、必死で伴走をするということだけだった。

この1年間で彼ら・彼女たちは見違えるほどに大きくなったし、
お世辞ではなく、会社の雰囲気や風土にも大いに影響を
与えるような存在にまでなってきているんじゃないかと思う。

そして、自分たちとしても、こんなことが起こるとは1年前には
想像もしていなかったわけで、彼ら・彼女たちが成長していくことで、
自分たちも事業に自信が持てるようになり、視野を広がることができた。


だからこそ、僕たちの事業は"教えて育てる"という「教育」ではなく、
”一緒になって共に育つ”という意味で、
「共育」という言葉がピッタリじゃないかと、勝手に思っているのです。

「教育」よりも「共育」。

そんなスタンスで、これからも事業をやっていこうと思います。

NPO法人クロスフィールズ
小沼大地(@daichi0715
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