悲しいできごと

シリアで活動中の協力隊の仲間から連絡がきた。

「ヌーラルディーンの父、他界」

メールのタイトルにはそう書いてあった。
親友(ヌーラルディーン)の父親であり、ボクが住んでいた村の村長が亡くなったのだ。
ボクが、死ぬほどお世話になった人だ。

(このブログのプロフィールの写真が村長)

村長の息子たちとは本当に仲がよくって、
村では食事のほとんどを彼の家で食べさせてもらってた。
とにかく時間さえあれば彼の家で時間を過ごしたし、
村を出てからもよく遊びに行っては泊まらせてもらった。
普通は家族しか入れない結婚式に招待してくれた時は、
ほんと涙が出るほど嬉しかった。

それもこれも、村長の優しさがあったからだ。

地球の裏側から来た訳の分からないアジアの若者を、
村長は文字通り「家族の一員」として受け入れてくれた。

ボクが下手なアラビア語で息子たちと話してるのを
ニコニコして聞いてる村長の優しそうな顔、ずっと忘れないと思う。


そんな村長が死んだ。

村を出るときに少しは覚悟してたけど、
もう会えないと思うと、やっぱりすごい悲しいです。



ついさっき、お悔やみの電話を入れた。
息子たちはさすがにみんな元気がなかった。

忘れかけてるアラビア語で必死に聞き取ったところでは、
村長は自宅で友人たちと話をしている最中に突然亡くなったそうだ。
病気とかではなく、全く苦しまずに息を引き取ったとのこと。
村長らしい、おだやかな最期だったようだ。

ちょっとホッとした。

でも、印象的だったのは村長の息子たちの優しさだった。
葬式にも参列できず、電話すらすぐにはかけられなかったボクに
彼らはただひたすら「ありがとう、ありがとう」と何度も繰り返した。

こんな素晴らしい家族に出会えて、心から幸せです。



墓参り、絶対に行かないとね。
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Comment

残念だな、本当に。俺もヌーラッディーンには電話するよ。この前かけたらつながらなかったんだけど・・・3月に本当にシリア再訪の暁にはアナの分もサッラムアレイホン
  • 2007/06/01 18:16
  • Taku
  • URL
I LOVE YOU
おっす。だいち。ちょっと題名が気になってしまったので、のぞいたよ。残念だ。と思ったら、たくちゃんも既に、記載済みだな。びっくりだ。
シリアに電話したんね。やさしいね。
今後とも大活躍お祈りします。
そういえば、前にシリアいてるころ、夏に来た大地の友達の連絡先、おしえてもらっていいかな。アレッポのの家に泊まっていた人達覚えているかな?前メールもらったんだけど、どっかいってしまった。んじゃ。
  • 2007/06/02 00:10
  • Calimero
  • URL
残念だね。
私もあの村長さんのことはすごく覚えてる。
一つのコミュニティの偉大な存在だった人がいなくなるって、大きいね。
でも、息子さんたちがきっとその意思をついでくれてるはず。
あの、気丈な娘さんも大丈夫かな・・・。
  • 2007/06/02 16:33
  • sari
  • URL
>タクヤ
インテが挨拶なしで帰国したこと、ヌーラルディーンはかなり根に持ってたぞ。とにかく電話してやりなさい。
ところで今日は第3次中東戦争から40年だったらしいね。全く進展しない和平交渉、そして混迷するレバノン内戦・・・。なんだかなぁ

>カリメロさん
今度のJICAパブ楽しんできまーす。自分はコスタリカ行きを目指してるんで、どうかその時はよろしくお願いします!!

>サリ
あの一家がどんな状況になってるか想像つかないなぁ・・・。きっとみんな悲しみにくれてるんだろうね。ジイちゃん、ほんとみんなから愛されてたからね。
  • 2007/06/07 01:21
  • ブログ管理者
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