2013年の学び

大晦日ということで、2013年の学びをまとめてみようと思う。


今年を振り返ってみると、改めて、31年間の自分の人生で、
こんなに辛い年は今までなかったような、そんな1年だった…

今年の初め、僕が2013年のテーマに選んだ漢字は「輪」だった。
(まさか日本全体の今年の漢字も「輪」になるとは予想だにして
 いなかったわけで、この偶然にはかなり驚いた…)

この漢字を選んだのは、事業を通じて出会う沢山の人たちや
仲間たちとの「輪」を大切に過ごしたいという気持ちからだった。
正直、そんなに難しいテーマではないと、当時は思っていた。

でも、全然違った。この1年間、僕はこの漢字が意味することを
ひたすら考え続け、そして、満足のいく「輪」をつくることが
できない自分に情けなさを感じながら、とにかく苦しみ抜いた。
組織を経営することの奥深さを感じるとともに、あぁ、自分って
こんなに弱いんだなぁと、そんなことばかり考えていた。

でも、それだけ自分なりに苦しみ抜いたこともあって、そして、
何より諸先輩方のアドバイスや、周りの仲間たちの助けもあって、
なんとか、今はこの1年をポジティブに振り返ることができる
ような状態にまでは辿りつけたんじゃないかと、思っている。

もちろん、これからも壁にぶつかることばかりだと思うけれど、
そんな時に自分がどんな姿勢を貫くべきか、少しだけ分かって
きた気がしている。せっかくなので、来年以降の自分への誓いの
意味も込めて、周りの人たちと幸せな「輪」をつくるための、
自分なりの経営の心構えを書き留めておきたいと思う。


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「人の可能性を信じ続け、絶対に諦めることをしない」

諦めずに信じ続けることができれば、人は変わり、成長する。
ただ、人が変わるのは簡単なことではない。自分自身だとしても、
自分以外の誰かでも、全身全霊で向き合わなければ変化は訪れない。
しかも、向き合うのは、きっとその人が目をそむけたい部分だし、
痛みも伴う大変な作業だ。でも、その人のより素晴らしい姿を信じ、
真摯に向き合えば、変化はやって来る。諦めたら、そこで終わり。

「意義のある衝突を恐れず、その先にある本物の調和を目指す」

衝突のない、なれあいの調和は、組織の成長を止めてしまう。
僕も「輪」の意味をはき違えて、そんな調和に逃げ込んでいた時期が
あった。でも、それでは組織のなかに幸せな「輪」などできない。
自分の信念や価値観と照らしあわせて、なにか違和感を感じる時には、
衝突を恐れずに、ぶつかっていく覚悟がいる。意義のある衝突は、
むしろ組織の中に確固たる信頼関係を築いてくれる。
衝突を恐れてはいけない。むしろ、なれあいの調和を恐れるべき。

「組織ミッションの達成と、働く仲間の自己実現の両方を実現する」

NPOとして存在している限り、ミッションの達成こそが至上命題。
でも、ミッションの達成だけを追いかける盲目的な姿勢だけでは、
長期的に成果をあげることはできず、ミッション達成を妨げる。
一緒に働く仲間たちの声を聞き、働く仲間一人ひとりにとって
最良の場であということが、ミッションの達成を加速させる。
ミッション達成と仲間の自己実現とは、「OR」で考えるのではなく、
「AND」で目指していくことで、最高の組織が実現できる。


非常に稚拙な言葉ではあるけれど、この3つの心構えは、
これから経営者としてクロスフィールズを運営していく中で
迷ったら立ち戻るポリシーにしていきたいと思っている。

ちなみに、この1年で僕の中で「輪」のイメージも変わった。

組織の中で目指すべき「輪」は、誰か1人が描くキレイな円ではない。
むしろ、かかわりのあるメンバーたちが一人ひとり握手をして
徐々に広げていくような、そんな可変的な繋がりの「輪」の方が、
より靭やかで力強いチームになると、いまの僕は思っている。


・・・以上、かなり赤裸々に、自分の学びを書いてみました。

でも、本当に、今年1年を何とかこうして無事にやってこれたのは、
いつも支えてくれている仲間や家族があってこそだと心から思います。

その感謝の気持ちを忘れず、来年も、全力で走っていきます!
皆さん、どうか良いお年を!!

NPO法人クロスフィールズ
小沼大地(@daichi0715

※ 当記事はNPO法人クロスフィールズ代表小沼の個人的著述です。

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