続・シリアからの吉報

再び、真夜中にあやしい国番号から電話がかかってきた。

電話の声は、シリアの村人、こないだ結婚をしたばかりのヌーラルディーン。

ただ、今回はどうも、いつもよりも興奮した様子。。。

よくよく聞いてみると、

「産まれた!産まれた!!」

と連呼している。

一瞬、なんのことだか分からなかったけど、

つまり、あのモテないで有名だった彼が、いよいよお父さんになったのだ。

話が分かった瞬間、心の底から、おめでとうという気分で一杯になった。


いやぁ、なんて嬉しいんだろう。

まず、第二の故郷で暮らす親友に子どもができたことが、とてつもなく、嬉しい。

高い電話代を払ってまで、こうして僕に大事な報告を欠かさずしてくれるのが、死ぬほど、嬉しい。

そして、時差や国籍や宗教を超えて、こうして人生の喜びを分かち合えることが、最高に、嬉しい。


ほんと、幸せだなぁ。。。


これだけ幸せなんだから、彼が結婚した日から出産の日までがどう考えても短すぎることとか、

そんなことは考えないようにしよう。いや、でも敬虔なイスラム教徒のはずなんだけどなぁ。。。


ま、なにはともあれ、めでたいめでたい。

日本人のキャリアと会社の新制度

僕はいま、外資系のコンサルティング会社なる場所で働いている。

やっぱり日系の会社とは違うところも多くて、
友人には驚かれてしまうようなユニークな制度も沢山存在する。

その中でも極めつけなのが、最近始まった3年間の修行期間の制度。

これは、学卒で入社した社員が、2-3年くらい働いたら、
社外で修行を積むために一度会社を辞めなければいけないという制度。

この期間に、他の会社で働いたり、MBAを取得したり、起業したりと、
2-3年程度の様々なチャレンジをして成長を遂げて会社に戻ってくるわけだ。
(そのまま戻ってこない場合もあるらしいのだけど…)

なんとも不思議な制度だけど、世界各地の支社で長年続いている制度というから、驚きだ。
突然の日本での導入に驚きはしたものの、個人的には、非常に素晴らしい制度だと思っている。


前々から主張しているけれど、日本人のキャリアは非常に画一的だと思う。

会社選びは大学3年生という人生経験がそこまで豊かでない時代に行われ、
その結果、まるで受験戦争のように「就職偏差値」とやらの高い企業に学生が群がる。

そして、一度就職してしまえば、その組織の中で出世していくことがその人のゴールになる。
転職の機会も、最近増えてきたとはいえ、まだまだ少ない。

結果として、日本人は、自分自身の進むべきキャリアということを
真剣に考える機会がほとんど与えられることなく、人生を歩むことになる。


そんな中、今回うちの会社で始まった制度では、期せずしてのこととは思うが、
自分自身のキャリアを真剣に考え、実際に決断をする機会を強制的に与えられる。

一定期間の就業経験を経てからキャリアを考えられることに加え、
戻ってくる先がある程度保証されているという状況があることで、
自分の興味・関心に真摯に向き合った決断をすることが可能になっている。

実際、同僚たちは、MBA取得や他企業で働くという進路だけでなく、
NPOの世界に飛び込んだり、研究者の道に進んだりと、とても幅広い進路を取っている。


ま、会社で評価されない限りはこの制度も適用されないわけで、
自分がその恩恵を受けられるかどうかはまったく分からないわけだけど、
単純に、こんな制度がもっと世に溢れていたら、
日本人ももっと色々なことにチャレンジできるんじゃないかと思う。

日本人のキャリア、もっと多様になったらいいんだけどなー

ロシナンテス

僕の尊敬する川原尚行さんが代表をつとめるNPO法人ロシナンテス。

情熱大陸、行列のできる法律相談所などのテレビ出演の影響もあって、
ここのところ非常に関心が高まっている医療系の国際協力NGOだ。

ロシナンテスのホームページ

ロシナンテスが東京で講演会およびイベント出展をするということで、
1ヶ月ほどかけて、仲間たちととともにお手伝いをさせてもらった。

結果としては両方とも大成功に終わったのだけど、
このプロセスを通じては、またしても色々なことを学べた気がする。


このロシナンテスという団体、講演会の参加者を見ればすぐ分かるが、
支持している層の中心は40代以上。昨今の社会貢献ブームに沸く若者とは全く違う人たちだ。

講演会やイベントを通して、そうした世代の人たちと話をしていて、
明らかに感覚や発想が自分たちの世代とは違うことに気付き、とても驚いた。

誤解を恐れずに言うと、僕たちの世代と違って、「とても気前がいい」。

ちょっと団体の趣旨を説明しただけで
「あらまぁ素晴らしいことをしているわね」ってなるし、
「で、何を買えば貢献できるの?」と言ってくれる。
そして実際にグッズをガンガン買ってくれる。

こんなことを書くと、

もっと理解してから支援した方がいい!
お金を払うだけが貢献じゃない!

…と、そんな批判はいくらでもできると思う。
でも、これが日本の寄付マーケットの大半を占める行動心理であることは、きっと事実。

日本人の消費行動や、社会貢献への意識が変わっているなんて話をよく耳にするけど、
そんなのはまだまだアンテナの張った超一部の若者たちの間だけの話なのかもしれない。

世の中の多くの人は、そして特に可処分所得の多い人たちは
若者なんかではないわけで、もっと全然違う考え方をする人々なのです。

ここのところ、若者の社会貢献ブームに乗っかった団体が沢山生まれているけど、
それってもしかすると、実は小さなマーケットでばかり勝負をしているのかもしれない。

NPOが狙うべきは、金を持ってなくて金離れの悪い若者なんかではなく、
もっと金を持ってて気前のよい層なんじゃないだろうか…うーむ。


と、そんなことを考えた、ロシナンテスのお手伝い体験なのでした。
いやぁ、にしても楽しい経験だった。ぜひ、今後も続けていきたいです。

アフリカンフェスタ

↑イベントの模様(左の方に見えるのが好評だった川原さん等身大パネル)

シリアからの吉報

不思議なもので、一度本当に仲よくなった友人同士というのは、
どこかしらで恐ろしく強く結びついているような気がしてならない。

先日、深夜に見知らぬ電話番号から携帯に電話がかかってきて、
誰かと思って出てみたら、シリアの村に住む友人、ヌーラルディーンだった。

約1年ぶりの電話に興奮していると、なんと、つい先日結婚したのだと言う。
まさかほぼ同じ時期に結婚をするなんて思ってもみなかったので、2人とも大興奮!

ちなみに彼はいま38歳くらいで、シリアの農村としては恐ろしい晩婚。
実は僕もずっと心配していたのだけど、本当に本当によかった。本当にめでたい!
(彼の過去のエピソード→http://blogs.yahoo.co.jp/daichi_syria/5065946.html

それにしても、彼には僕からもずっと電話をかけていたのに、
いつからか音信不通になってしまっていた。

・・にもかかわらず、

「どーして電話をかけてこない?」
と言ってくるヌーラルディーン。

「いや、でも、こっちだって何度も何度も電話してたんだけど…」
と、僕。

「確かに1年前に番号を変えた。でも、下2桁だけだ。どーして電話をくれない?」
とのこと。


やっぱりシリア人はすげーな。
と、久々に笑ってしまったシリアからの吉報なのでした。

20周年

20周年ロゴ

僕が所属していた大学の部活が20周年を迎えた。

昨日はその記念式典ともいえるイベントがあったのだけれど、
現役・OBともに沢山の人たちが一同に会し、それはそれは盛り上がった。
そして、最高に幸せな時間を過ごすことができた。

大学生活4年間を、部活というよく考えたら得体の知れない
活動に没頭したという経験を共有できる人間たちは、
たとえ初対面だって仲間としての絆を感じることができるのだ。

この記念事業、実は実行委員長という立場で関わっているのだけど、
この企画をつくっていく過程で、部活の繋がりがどれだけ貴重で、
どれだけ素晴らしいものであるかということに改めて気付かされた。

こんなに、何の利害もなく、一緒に集まってるだけで
幸せな気分になれるような熱いコミュニティって、
本気で、世の中に「部活」ってものしかないんじゃないかと思う。

あぁ、部活をやっててよかった。

部活がある日本に生まれて、本当に良かった。。。

20周年

記念式典に集まった仲間たち